日曜日。
お店は休みだし、やる事が無いのがヨーロッパの日曜日。
子連れ家族の選択肢は「プールに行く」、「スケート」、「スキー」ぐらいしかない。
毎日家にいるので、日曜も家に居るのは嫌だし、車も使えるからどこか行きたい。子供は相変わらずプールに行きたがるが、プールにいくのも飽きた。
子供が意見を言うのを今日は却下して、Tuusulaっていう町までドライブする。ここに何があるかと言うと、フィンランドを代表する作曲家「シベリウス」が住んだ館があるから。こういう観光地には地元に住んでいるとなかなか行く機会がない。
しかし、行ったら「営業期間 5月から9月」と出ていた。「なんで調べないで来るんだ」って喧嘩になるがしょうがないじゃないか!日本人の感覚ではこういう場所は一年中オープンしているのが普通なのだから…。
とりあえず周辺を散歩するが、なぜかダンナが方向感覚を失ったままあるいているので、「湖はあっちだ!」っていう私の意見をきかず、喧嘩モードのまま。
やっと本人も間違いに気付いて湖に方向転換。
あまり寒くはないけれど、湖はきれいに凍っている。雪も最近降ってないので、終わりの無い鏡のように広がっている。
氷上では歩いている人、スケート靴をはいて長距離スケートを楽しんでいる人と結構な人出。冬の間だけにできる「道」を楽しんでいる。
ペッカ・ハロネンという20世紀初頭に活躍した画家のアトリエもこの湖のほとりにあり、画家のアトリエを湖の氷上から眺める。中にも入ってみたかったが今回はやめとく。
前に勤めていた美術館ではキュレーターが「この人背景に切り取った人をくっつけるみたいに絵を描くからきらい」と言っていたが、そういうスタイルもありだろう。私はハロネンの作品は別に嫌いではない。
アトリエの前にはこんなオブジェも、
ちなみに画家はこんな絵を描く人
この湖の周りには20世紀初頭に活躍した画家、音楽家、小説家にゆかりのある場所が多い。夏になったら自転車でそれらの場所を巡ってみるのも面白いだろう。